再生医療|平井整形外科クリニック|横浜市港北区綱島の整形外科|ヘルニア・脊椎内視鏡手術

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再生医療

再生医療|平井整形外科クリニック|横浜市港北区綱島の整形外科|ヘルニア・脊椎内視鏡手術

当院の再生医療(PRP)の特長

足を診察する医師

当院は再生医療だけを提供して運営を行っているクリニックではありません。関節痛などでお困りの患者さんに対し、内服、リハビリ、ヒアルロン酸注射などのありとあらゆる方法を提供し治療を試み、それでも改善しない方々に対する新たな治療の選択肢として、再生医療を提供できる体制を整えております。再生医療のメリットは、副作用が少なく外来で簡単に行えることなどがあります。

一方、デメリットとして、なぜ効果が得られるかが詳細に解明されていないことと、それに伴い効果が得られるかどうかが治療を行ってみないと分からないこと、さらに保険適応として認められていないため、全額自己負担となってしまう点があります。

当院では、「自分自身が受けたいと思う治療を患者さんに提供する」ことを信念として治療を行っておりますので、効果が見込めない患者さんに対し、過剰な効果や宣伝を行い、営利目的で再生医療を患者さんに勧めることはありません。金銭的な負担も大きい再生医療ですので、本当に効果が得られる可能性があるか、他に治療法がないかを慎重に判断し、患者さんのご希望があればPRP注射を行っております。

再生医療のみを専門的に提供していたクリニックで数年前に勤務していた経験のある医師が当院には在籍しておりますので、500件以上のPRP投与経験をもとに、患者さんの目線で適応について相談に乗り、治療を行ってまいります。そのため金額についても多くの方が受けられて、金銭的な負担が少ないよう、良心的な価格設定としております。

再生医療(PRP)とは

怪我をして出血が徐々に収まりカサブタになって修復されるという作用には、血液中の血小板の働きが関係しています。血小板は傷を修復する際、細胞の成長や増殖を促す様々な種類の成長因子を放出し、人体が元々備えている自己治癒力を高めて修復を促進します。

PRP(Platelet Rich Plasma:多血小板血漿)療法は、この血小板の働きを活用した治療法で、自己血液から血小板が多く含まれる成分だけを取り出し、身体の傷んだ箇所に注入することで、早期治癒や痛みの軽減を目指します。採血と注射だけで治療ができ、また、ご自分の血液を用いるため、副作用のリスクを抑えられる特長があります。

日本では、変性疾患(変形性膝関節症、足関節症など)や慢性腱炎(アキレス腱炎など)を中心に活用されています。特に変形性膝関節症はその代表で、人工関節置換術や骨切り術といった手術の前段階の治療として確立されてきており、比較的変性が軽度な変形性膝関節が良い適応となります。

PRP療法の位置づけ

変形性膝関節症は、主に加齢によって膝関節内の軟骨が摩耗し、膝の痛みや膝関節の変形を引き起こす疾患です。半月板が傷んだり、炎症によって膝に水がたまったりすることもあります。PRPは、こうした組織の修復を促したり、関節の炎症を抑制したりする効果が期待できます。

変形性膝関節症の一般的な保存的治療には、筋力トレーニングや装具療法、痛み止めの内服、湿布などの外用薬の使用、ヒアルロン酸注射などがありますが、これら既存の治療が無効な患者さんの中には、PRP療法で痛みなどの症状が改善するケースがあります。

また、症状が進行してしまった場合、手術による治療も検討されますが、「手術を受けるのはちょっと怖い」となかなか決断ができなかったり、ご家庭の事情や持病などの影響で手術が受けられなかったりという患者さんもおられます。PRP療法はこのような場面で、保存的療法と手術療法の中間的位置付けとして活用されています。変形性膝関節症の方で、下記のようなお悩みがある場合は、一度ご相談ください。

  • 痛み止めがあまり効かない
  • ヒアルロン酸注射が効かない
  • 何回も注射を受けたくない
  • 医師に手術を勧められたが、できれば避けたい
  • 現在の保存療法では効果を感じづらい

※この内容に当てはまる方に、PRP療法の効果を保証するものではありません

また、PRP療法はスポーツ外傷(障害)に対しても行われています。特にスポーツ選手として活動されている方は“少しでも早い復帰”を望まれ、PRP療法を検討されることがあります。靭帯損傷や腱炎、肘内側・外側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘)、肉離れなどが主な対象です。

PRP療法のメリット・デメリット

メリット

  • 自己血液を用いるため、アレルギー反応や感染症などの副作用のリスクがありません。
  • 1回の治療(投与)で修復作用が働けば、痛みの軽減や機能改善に対して長期的な効果が期待できます。
  • 採血と注射で完了する治療なので、日帰りでの処置が可能です。年齢の上限制限もありません。
  • 治療痕が残りにくく、何度でも治療を受けていただくことができます。

デメリット

  • 治療効果や持続期間には個人差があります。自己血液を使用するため効果はその時の体調や年齢などによって左右されます。また、膝の変形が重度な方(関節の隙間が無くなっている方)や、肥満の方では効果が低下する傾向があります。
  • 注射によって腫れ・痛み・熱感・内出血などが生じる恐れがあります。これらは一時的なものですが、症状が強く出た場合はご相談ください。腫れや熱感を早く改善するためには、クーリング(冷やすこと)が効果的です。
  • 治療は保険適用外となり、自費診療で全額自己負担となります。

治療が受けられない方(除外基準)

  • 投与周辺部の皮膚に明らかな細菌感染が認められる方
  • 活動性の炎症が認められる方
  • 重篤な疾患を併発している方(心疾患、肺疾患、肝疾患、腎疾患、出血傾向、コントロール不良な糖尿病や高血圧症など)
  • 薬剤過敏症の既往歴を有する方
  • 未成年の方
  • 1カ月以内に本治療を受けたことのある方
  • その他、担当医師が不適当と判断した方

PRP療法の流れ

事前に外来にて問診、診察、採血検査、画像診断など施行し、適応を確認します。そのうえで治療の説明と患者さんから同意をいただき、治療日を決定します。

治療のステップ

1

採血

自己血液を約50mL程度採取し、厚生労働省認可の細胞加工センターに送ります。

2

抽出

細胞加工センターでは、採取した血液を遠心分離機にかけて成長因子を抽出します。

3

注入

約3週間後、抽出した血小板由来の成長因子を関節の患部に注入します。

4

評価・フォローアップ

治療後の経過観察のため、定期的に外来診察を受けていただきます。問診、治療評価、必要な場合には画像診断などを行います。

PRP療法の費用

自費診療

PRP療法 9万5000円(税込) *膝の場合

※この治療により確実な効果を保証するものではございません
※万が一治療効果が認められない場合でも施術後の返金には応じられませんのでご了承ください

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